北海道の北海道南西部に位置する町・安平町(あびらちょう)は、札幌から車で約1時間、新千歳空港からはわずか20分という抜群のアクセスの良さを誇りながらも、雄大な自然に囲まれた静かで穏やかな暮らしが叶う町です。北海道の中でも降雪量が少ない地域として知られ、冬の生活負担が軽減される点も、雪などに慣れていない移住者からも住みやすい街として高く評価されています。

こうした住みやすさに加え、安平町では「日本一の教育の町」を目指し、全国的にも注目される先進的な教育プランを推進しています。また、地方創生のモデルケースとして、起業支援制度も充実しており、夢をかたちにしたい若者や家族にとって理想的な舞台が整っています。
人口減少の中で注目される移住先

安平町は、2024年1月1日時点での人口が7,198人と、前年から33人減少し、21年連続で人口が減少しています。 しかし、町はこの課題に対処するため、移住促進や地域活性化に積極的に取り組んでいます。その結果、移住者からは「自然豊かな環境でのびのびと子育てができる」「地域の人々が温かく迎えてくれる」といった声が寄せられており、首都圏や都心部に住む感度の高い若者や家族から注目を集めています。
子育て世代と起業家に優しいまちづくりを目指したその取り組みは、「暮らしやすさ」と「挑戦しやすさ」を両立した、地方都市の理想形とも言える町づくりを行っており、特に子育て世代や起業家を強く後押しする制度・取り組みの充実が、「定住」だけでなく「活躍」までも支援するまちづくりが進められています。
子どもたちの「生きる力」を育む教育環境

安平町の子育て支援の中核を担うのが、「あびら教育プラン」です。このプランは、子どもたちが遊び・学び・挑戦するプロセスを通じて、自己肯定感や主体性、創造性を伸ばすことを目的としています。
特に注目されている施設が、小中一貫型の義務教育学校「早来学園」です。「自分が“世界”と出会う場所」をコンセプトに、1年生から9年生までが一つの教育カリキュラムのもとで育つという先鋭的な教育プログラムを導入しており、成長段階に応じた柔軟な教育を可能にしています。また、地域と連携したプロジェクト学習などを取り入れることで、実社会との接点を意識した教育が行われているのも特徴です。
さらに、幼保連携型認定こども園「はやきた子ども園」では、幼児期からの一貫した保育・教育を提供。自然体験や地域交流を重視し、「地域全体で子どもを育てる」文化が根付いています。
挑戦を応援する「起業家育成モデル」

一方、安平町は起業支援にも力を入れており、2022年度にスタートした「Fanfare(ファンファーレ)あびら起業家カレッジ」は全国的にも珍しい本格的な地方起業支援モデルとして話題になっています。地域資源を活かしたビジネスを立ち上げようとする人に向けて、月額最大20万円の生活支援金(最長3年間)やビジネスプランのブラッシュアップ機会(専門家メンタリング・ビジネス合宿)、地域のネットワークとのマッチング、創業支援補助金の活用など様々な支援が提供されており、地方での起業にありがちな「孤立」や「資金不足」という課題を回避できる仕組みが整っています。また、受講者同士のコミュニティも強く、仲間とともに成長できる環境があることも心強いポイントです。
実際にこの制度を活用して移住・創業した方の中には、地元の農産物を使った加工品ブランドを立ち上げたり、親子で楽しめるカフェを開いたりするケースもあるなど、単なる「支援金の提供」ではなく、継続的な伴走支援があるのが安平町の強みとなっています。
移住しやすい住宅制度と「おためし暮らし」

さらに、移住を考える人のためには「おためし暮らし住宅」も用意されています。「地方暮らしに興味はあるけど、いきなり引っ越すのは不安」という方にもぴったりな制度は、家具・家電つきの一戸建てに、最短1週間から滞在できるという内容になっています。住宅支援としては、町営分譲地「ラ・ラ・タウン・おいわけ」や「若草団地」での住まいの提供、家賃・引越し補助金なども用意されており、生活基盤の立ち上げをトータルでサポートしてくれます。
SNSで話題の名産品が地域の魅力を発信


そういった住環境や職の支援はもちろん、北海道ならではの魅力的な資産がたくさん味わえるのも移住後の幸せを作ってくれる土台になるでしょう。安平町の特産品「アサヒメロン」や「はやきた和牛」は地元の方にも愛される美味しさで評判です。加えて、1933年に日本初のチーズ専門工場が設立されたことから、「チーズの町」としても知られており、現在も、地元のチーズ工房が高品質なチーズを製造しており、SNSで話題となっています。
また、7月上旬に開催される「あびら夏!うまかまつり」では、地元の食材を使った料理やイベントが楽しめ、毎年多くの観光客で賑っています。

安平町は、北海道南西部の穏やかな自然と都市部へのアクセスの良さを兼ね備えた、まさに“ちょうどいい田舎”。先進的な教育制度や充実した起業支援など、子育て世代やチャレンジ志向のある方々にとって、暮らしやすく、夢を形にしやすい環境が整っています。
さらに、地元の人々に愛され、SNSでも注目を集める特産品や、四季折々のイベントが暮らしに彩りを添え、地域とのつながりを自然と育んでくれるなど魅力が多い街です。
移住者にとっても“人生を育てる、もうひとつの場所”として、人生を共にしたいと思える街、安平町。「暮らす場所」以上の価値を見つけたいと考えている方にこそ、一度足を運んでみてもらえると嬉しいです。
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【その他画像引用元】
安平町公式サイト:https://www.town.abira.lg.jp/
HOKKAIDO LOVE:https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_11242.html