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【広島県東広島市、酒都西条】を巡る旅

日本三大〇〇は魅力と歴史、優しさの宝庫でした。
【広島県東広島市、酒都西条】を巡る旅

年齢を重ねれば重ねるほど日本の魅力に気付き、
日本独自の文化や歴史に触れたい気持ちが増している。
そんな風に最近は感じています。

そんな好きが増している日本には
皆さまご存じの名所やまだ知られていないけど
地元民だけが知っている穴場スポットなどが
本当にたくさんあります。

日本三大夜景…函館、神戸、長崎
日本三大桜名所…吉野山、弘前公園、高遠城址公園
日本三大温泉…草津温泉、有馬温泉、下呂温泉
日本三大神宮…伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮

この、日本三大〇〇の中に
「日本三大酒都」があることをご存じでしょうか🍶

🍶兵庫県の灘
🍶京都府の伏見
🍶広島県の西条

地域活動に取り組む仲間2人と
東広島市市議会委員の鈴木さんと僕の
4人で「酒都 西条」を巡らせていただきました。

平和への願いの象徴、広島市内から
山陰本線に乗り40分弱。
あっという間に酒都 西条に到着

綺麗な駅舎から出たロータリーに、
早速酒蔵の案内板を発見。

僕たちせんのみなとが事業所を構える
千葉県香取市にも2つ酒蔵があったり、
隣の神崎町にも2つ酒蔵があったりするのですが、
その一つ一つは離れていて、
個々の酒蔵が個性を分かちやすい場所に。

しかし、ここ西条は異なり、
7つの酒蔵が小さな道路を挟んでひしめき合っています。
同じ場所でつくらた日本酒は同じ味になるのではないか…
と思いきや、それも杞憂に。

個々の酒蔵が各々の井戸を持っていて
(しかも地元住民の水汲み場にも…!!)
味や切れ味、重さも様々です。
その昔、関ヶ原の戦いの後、
世の中に平穏が戻ると、各地の大名は
領地の産業育成を目的に酒造りを奨励し、
大桶を用いた酒造りが諸国で盛んに…。

西条もこの頃に酒造りの歴史が産声を上げたようです。

しかし西条酒都として全国に名を轟かせたのは、
そこから約200年後…明治時代。
品質の良さ、軟水醸造法の確立、地下水資源の豊富さに
着目した一人の杜氏が一躍を担ったようです。

その杜氏が自分の技術を囲い込むことなく、
西条の産業発展を見据えて酒造り手法を
近隣にも教え、届けた結果、現在のように
世界でも例を見ないような、
酒蔵がそこかしこに6つも立ち並ぶ景色が生まれました。

このような歴史・文化の町で育った地元民が、
僕たちのような旅人を、
出迎えてくださる光景は、
まさに「開かれた文化」の象徴そのものでした。

オバマ元大統領が来日した際に口にし、
全国区の知名度を誇るようになった「賀茂鶴」の
酒蔵ショップの店員さんまで「開かれた文化」を体現されていました。
歴史を紡いでいくことは、
難しく、繊細なことだと感じています。

同時に、これから歴史をつくっていくことは、
誰もがいろいろな選択肢をもつ現代において、
より難しくなっているように感じます。
ですが、酒都西条で覚悟を決めた一人の杜氏のように、
僕たちの活動も「開かれた文化」であれるように
推進していきたいと感じました。

歴史と文化、交流が融合していく酒都西条。
広島に訪れた際は是非足を伸ばしてみてください♪

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Edit by 長嶺将也

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