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BONDANCEという新しい地域おこしの形

〜デジタルとリアルが交差する“つながり”の盆踊り〜

SNSを起点にした新しい形の盆踊り祭り「BONDANCE(ボンダンス)」が今、注目を集めています。今年は「BONDANCE – せんのみなとフェス2025 -」というタイトルで、会場は千葉県香取市にある、このローカルニュースメディア『CBJ』に記事も寄稿してくれている編集部のメンバーであり、『Community Branding Japan』(以下CBJ)のプロジェクトメンバーである株式会社せんのみなとの代表取締役の高崎さん、同じく取締役の長嶺さんが営む泊まれるキャリア相談所として人気の古民家の敷地内で第二回が開催されます。

自然豊かで歴史情緒あふれるこの地に、明日4月19日、総勢100名の参加者の方々が全国から集まることになりました。LinkedInというビジネスSNSでつながった仲間たちがリアルの場で語り合い、笑い合い、踊り、そして絆を深める——そんな唯一無二の“盆踊り祭”が今年も開催されます。
※トップ画像引用元:「BONDANCE-せんのみなと盆踊り祭2024-」イベントレポートより

※画像引用元:「BONDANCE-せんのみなと盆踊り祭2024-」イベントレポートより

出会いはLinkedIn、集うのはリアルな古民家

BONDANCEの最大の特徴は、ビジネスSNS「LinkedIn」から生まれた盆踊り祭りであることです。主催者も、運営メンバーも、参加者も、LinkedInでご縁を頂き出会った仲間同士、そして告知・集客までもがすべてLinkedInを通じて行われています。オンライン上で築かれた信頼関係が、多くの参加者の皆さんが本来であれば訪れることがなかったかもしれない香取市にある古民家という場所に集まり、リアルな“祭り”として結実するという、これまでにない試みになっています。

「盆踊り」といえば、地域に根ざした伝統的な夏祭りですが、BONDANCEはそれを現代流にアップデートしています。都市と地方、オンラインとオフライン、ビジネスと文化——そのすべてをつなぐハブとして、香取の地に、せんのみなとに、人が集い、踊り、日常の喧騒から離れて笑顔で語り合い、交流を深めていく。デジタル時代の新しい「ご縁づくり」のかたちがここにあります。

※画像引用元:「BONDANCE-せんのみなと盆踊り祭2024-」イベントレポートより

“来られなくても参加できる”という包摂の仕組み

そして本番当日に現地に来られない方々にも“参加”してもらいたい。そんな運営メンバーの想いから生まれたのが、「名入れ提灯」です。第二回の今回は、会場にLinkedIn経由で申し込まれた80名を超える方々の名前入りの提灯がメインステージの後方にずらりと掲げられ、まるでご本人がそこにいるかのような存在感を放つ演出が予定されています。これは単なる装飾ではなく、「想い」の可視化であり、物理的距離を越えたつながりの象徴としてBONDANCEに彩りの灯り与えてくれます。

さらに、CBJがプロデュースする「CBJマルシェ」には地域経済を盛り上げる目的で、全国各地の地酒やジビエ肉や農家さんの野菜などが会場で提供されるという粋な演出も予定されています。LinkedInやCBJプロジェクトの活動を通じて出会った酒蔵の地酒が、香取の地でカップグラスやお猪口に注がれ、焼いたジビエ肉や新鮮な野菜がふるまわれる事で、地域の壁が溶け会場の皆さんと全国各地の生産者の方々をつないでいきます。味を通して地域を旅するような体験が、来場者同士の会話を自然と呼び起こし、地域経済にも自然な形で関わり貢献することができます。

※画像引用元:OZmallさん

地域おこしの未来は“共創”にある

これまでの地域おこしは、地元主体に外部支援を組み合わせるスタイルが多かったですが、BONDANCEはその逆を行っています。都市部の個人や企業が、オンラインで出会い、共感し、リアルな地域に貢献する動きになっています。主催者も運営メンバーも全員有志で、すべての準備を「地域を舞台に笑顔がたくさん生まれる時間をつくりたい」そしてその時間が「LinkedInの仲間の皆さんが楽しめて絆が深まる時間になってほしい」という願いを込めて進めてきました。

55歳から測量の旅を開始し、正確な日本地図「大日本沿海輿地全図」を完成させたことで知られている江戸時代後期の商人で天文学者・測量家でもある伊能忠敬氏の生家もある香取市という地域の持つ風土や歴史、そしてそこに暮らす人々に、LinkedInを通じた“外”の視点が加わることで新しい価値が生まれ、地域経済の創発に繋がっていきます。しかもそれは一方的な支援ではなく、共創(コ・クリエーション)という言葉がふさわしい関係性と言えます。

実際にBONDANCEのご参加者の多くの方が香取市にある「北総の小江戸」と呼ばれる町・佐原で、江戸の伝統や文化が息づくまち並みを散策したり、同じく千葉県香取市にある歴史ある神社で、鹿島神宮(茨城県)・息栖神社(茨城県)とともに「東国三社」のひとつとされている「香取神宮」参拝の予定なども組まれています。

※画像引用元:「BONDANCE-せんのみなと盆踊り祭2024-」イベントレポートより

BONDANCEは、これからの「つながり方」の提案

LinkedInという「一生懸命働く大人たちのネットワーキング」が、リアルな地域とこんなにも自然に交わるということを誰が想像できていたでしょうか…(運営メンバーも準備に手一杯でまったく予想できていませんでした…苦笑)BONDANCEは、オンラインとオフラインの良さを最大限に生かし、「会う」という行為の意味を再定義しています。みんなで“笑い”“踊る”というシンプルな行為には、言葉を超えた共感がある。デジタル上で出会った人たちが、香取市の古民家で輪になって踊る姿は、まさに運良く頂いたありがたい“ご縁”を祝う祝祭そのものです。

これからもBONDANCEは、時に場所を変えながら、多くの人と地域をつないでいきます。香取市の古民家から始まるこの新しい盆踊りが、全国各地へと広がっていく未来を想像すると、胸が高鳴ります。

CBJでは、全国の地域経済創発活動に力を入れています。PRやブランディングのご支援にはじまり、実際にはたらくことを見据えた地域体験や研修プログラムづくりだけでなく、プロジェクトメンバー自身がLinkedInをはじめとするSNSやオウンドメディアで発信することによって集客も担っていきます。活動にご興味を持ってくださる個人、企業、地方自治体の皆様、お気軽にお問い合わせください!

Edit by 淀瀬博行

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