画像引用元:bamboo roll公式サイト
日本らしい植物といわれ、想像するいくつかの中で桜や、松、梅と同じく、思い出す植物「竹」
日本各地に広く分布し、昔から私たちの生活の中で食という観点はもちろんのこと様々なものに使用されているという特異な植物であるといえるかと思います。
しかし、現代では生活様式の変化をはじめ、プラスチックなどの代替製品や安価な輸入竹製品が増加するなどの課題や高齢化による竹製品の高級化にともない、「日本産の竹」が使用されず、”放置”され、”放置竹林”が増加し、「竹害」が発生していると言われています。
繁殖力の高さから増殖が早い竹は、雑草のごとく増殖してしまう傾向にあり、その反面枯れるまでに早くて数年がかかる重労働となりますし、
その反面、太陽光が周囲の雑木に届かなくなることはもちろん、森林と違う生育環境により、大雨などの環境に弱く、土砂災害の要因となったり、
人里近い人間が立ち入らなくなった放置竹林がイノシシやシカといった獣の住処を作ることとなり、農作物への被害を増加させてしまっている状況で、農業以前の大きな課題となってしまっているのですが、
その反面で、林野庁が調査したデータ(2017年)によると日本の竹林面積は、およそ16万7000ヘクタール。15年前と比べると、東京ドームでおよそ2100個分も増加していると言われています。
※そもそも最新データを探して17年って…
社会課題は放置竹林に限らず本当に多くの課題が存在しています。
その大きな壁を打破するには、「当たり前」を変えるアイデアが重要です。
今まではこうだった、こうしてきた、こういうものという固定概念は人間ならば皆持ち合わせているものです。
気が付くとどうしてもと囚われがちなその「常識という名の呪縛」からぶるっと身体をふるわせて解き放ち、頭を拡張し、目的を忘れず、とにかく動く。
サステナビリティの高い素材としても見直される日本の竹をどうビジネスにしていくのか、
様々な企業が取り組みを行っていますが、地方創生の活動を行う上で改めて重要な課題であると感じたニュースでした。
Edit by Risa Takashima