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日本と世界を繋ぐ玄関口から10分の異世界体験【成田山新勝寺】

「成田空港」― それは、多くの人にとって旅の始まりと終わりの場所。
そのすぐそばに、1000年の時を超える「異世界」が広がっていることを知っていますか?
成田空港からわずか10分。 喧騒を離れ、一歩足を踏み入れると、そこは静寂と荘厳さに満ちた別世界。 朱色の鮮やかな建造物、緑豊かな庭園、そして、心洗われる神聖な空気。

今回は年間1000万人以上が訪れる、関東屈指のパワースポットである「成田山新勝寺」をご紹介いたします。

平将門の怨霊を鎮めた不動明王

成田山新勝寺の始まりは、平安時代、あの平将門の乱を鎮めるため、弘法大師空海作の不動明王像が安置されたことに遡ります。以来、1000年以上の時を経て、人々の願いを叶え、悩みを癒し続けてきた不動明王。
右手の利剣は「悟りの智慧」を象徴し、心の迷いを断ち切るもの。左手には羂索の縄で、煩悩を縛って封じ、正しい教えの道へと導くもの。全ての人を救うため、あらゆる苦難に耐える決意を表す盤石。
どんなに人がいる時でも静寂な空間。日本だけでなく、海外の人たちも含め、数多くの人たちの信仰が集まっていることが分かります。

あなただけの秘密のパワースポットが見つかるかも?

成田山新勝寺には、まだまだ知られざるパワースポットが隠されています。
境内には、美しい日本庭園「成田山公園」が広がっています。公園内では四季折々の自然を感じることができます。
仁王門をくぐるとすぐにある仁王池には、亀の形をした岩の周りにたくさんの亀が集まっていたり。
古今の日本と中国の書、江戸時代から現代まで6700点ほどの書道作品が収蔵されている成田山書道美術館。
「出世稲荷」は、商売繁盛や出世にご利益があると言われていつも行列です。
「平和大塔」では、地下に安置された仏舎利を拝観することができます。
よく成田山を訪れる人たちは、それぞれがお気に入りの場所を持っているように感じます。

写経で心と身体のリフレッシュ

成田山新勝寺では写経道場があり、誰でも写経体験ができます。写経用紙には経文が薄く印刷されているため、初めての方でも安心して体験することができます。
瞑想とも違い、日記とも違う。不思議と今だけの時間に集中し、段々と温かな気持ちになってきます。
御真言は、インドの古語サンスクリット語で書かれた仏の言葉を音写したものなんですよね。仏教が中国に伝わった時に、その音に対応する漢字が当てられています。日本では仏教が中国から伝わって来ているので、真言もサンスクリット語を漢訳したものを唱えるのが一般的です。時を超えて、世界と繋がっている感じがしてきませんか?

旅の疲れを癒す、至福のひとときを

何と言ってもはずせないのが、成田山参道。
成田駅前から約800m続く表参道は、江戸時代から門前町として栄え、今もその姿を残しながら賑わっています。
参道沿いには150店以上のお土産屋さんや飲食店が軒を連ねています。 名物は鰻。参道を歩いているだけでも鰻を捌いて焼いている姿を見ることができます。
ちなみに筆者のおすすめは日本酒の「仁勇・不動」が置いてある直営店。甘酒もとっても美味しいです。(夏は甘酒シェイクも!)
成田空港を利用する際は、ぜひ成田山新勝寺へ足を運んでみてください。世界の玄関口となるこの場所で、日本らしさの詰まった体験を存分に楽しむことができますよ!

アクセス

電車: JR成田駅、京成成田駅から徒歩約10分
バス: 成田空港から路線バスで約10分
車: 東関東自動車道成田ICから約15分

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