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CULTURE

ヘラルボニーがアートプロデュースを手掛ける HOTEL MAZARIUMとKANAN SPAに迫る

アートと癒しが融合する、盛岡の新名所

画像引用元:HOTEL MAZARiUM公式HPより

『盛岡にはサウナ―が喜ぶサウナがない。』

このような声を聞いたことがありました。しかし、2022年10月にオープンしたHOTEL MAZARUIMが、これまでの通説を物凄い勢いで吹き飛ばしています。

知的障害のあるアーティスト作品を様々な形で社会に発信し、アーティストの経済的自立と社会参加を促進している岩手県盛岡市から生まれたスタートアップ企業「ヘラルボニー」。成田国際空港では、彼らの作品が国内外の旅行客を出迎えたり、選挙や確定申告のメインデザインとなったり。2024年7月には、ファッションの本場フランス・パリに「HERALBONY EUROPE」も設立。同社の活躍の幅は留まることを知りません。

そんなヘラルボニー社が初めて手掛けるホテルが、ここHOTEL MAZARUIMです。

盛岡バスセンターの3階に位置する当ホテル、エレベーターが開くと、目の前に飛び込んでくるのは世界的ジャズピアニスト穐吉敏子氏のジャズミュージアムと併設されたカフェラウンジです。

客室は全34室のうち、8室がアートルームとなっており、それぞれ異なるアーティストの作品で彩られています。宿泊者を出迎えるは、日本一の白樺美林があると言われてる久慈市の白樺の樹液からつくられた「白壁美容液」です。(2024年12月末現在)

アート、美容で温かく心がほぐれてきてからが本番です。

いざ、併設のサウナ「KANAN SPA」に入っていきます。

本格フィンランドサウナと縦型個人専用水風呂

オープンから2年経過した施設とは思えないような、隅々まで清掃が行き届いている更衣室から好印象。ただ平積みされているのではなく、「来訪者の身体を気持ちよく包みますよ」と言わんばかりに綺麗にたたまれたタオル。

期待高く、いざ浴場へ。期待を全くと言っていいほど裏切らない、すべてが綺麗な浴場、サウナ室。SAWO社製のストーンサウナはセルフロウリュができ、元々湿度を高めに設定しているからなのでしょうか、2回のロウリュですっかり室内が高温に蒸されます。足元は専用のすのこでしょうか。蒸気がしっかりと上に漏れ出すように切れ込みが入れられていて、上からも下からも高温スチームで蒸されています。

すっかり火照った身体を喜ばせる…サウナ室の目の前のシャワー。からの縦型個人専用水風呂。地下水を組み上げた16度の水風呂は肌触りが心地良く、冷たいのに痛くない、不思議な感覚に襲われます。

サウナ→シャワー→水風呂…と来たら完璧な導線で待ち構える整いブース。屋内外どちらにも整いイスが設置されていて、屋外は空に一直線に伸びるかのような煙突型のスペース。地方都市の喧騒を感じさせない空間。雪国ならではの雪華の整いも体験できそうです。

地域との繋がりを、その足で

導線にこだわりを感じられるHOTEL MAZARUIMとKANAN SPA。これだけでは終わりません。ホテルの真下、2階には地の物、地ビール(ベアレンビール)をいただけるフードホール・マルシェが広がっています。

「こだわり」はときに、自分自身の承認欲求を満たすだけのものになってしまうこともあります。地域経済創発には「こだわり」が必要であり、そこには”まごころ”と”丁寧さ”が欠かせないと感じています。地域間連携における難しさは、これらの「こだわり」をいかにして、各地・各人で融合させていくか、というところにあるはずです。

ここHOTEL MAZARUIM、KANAN SPAでは、「こだわりの融合」が心地良く体内に流れてきて、それはジャズの音色なのか、アートに触れているからなのか、不思議と温かい気持ちが溢れて来るようです。

2023年に行くべき52か所」にニューヨーク・タイムズ紙から選ばれた岩手県盛岡市。この地を訪れる際は、ぜひこの場所に泊まってみてください♪

Edit by 高崎澄香

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