静岡県は修善寺に位置する明治7年に創業された多くの文豪に愛された老舗高級旅館『おちあいろう』。登録有形文化財としても認定されているその建物は2019年に『落合楼村上』より現在の『おちあいろう』の名へリニューアルオープンしました。
客室はわずか16部屋、オールインクルーシブで楽しめる館内では、都会の喧噪から離れ、緑と川に囲まれた館内で、新鮮な地元伊豆の恵を頂きながら、静かに自分達の時間を楽しむことができる、特別な空間として人気を博しています。
『おちあいろう』が人気なもう一つの理由は、「サウナ」。サウナブームを先導してきた業界の第一人者である松尾大さんが手掛けられた渾身のサウナは、まさに空間を生かした芸術として、サウナシュランへの選出をきっかけに、全国のサウナ愛好家たちからも憧れの宿となっています。
今日はそんな『おちあいろう』の魅力を紹介させていただければと思います。
まずは、チェックイン
東京から約1時間半、修善寺駅に到着すると、送迎ハイヤーがお迎えに。約20分程、のどかな田園風景を見ながら過ごした先に、かわいらしい暖簾がかかった宿の姿が見えてきました。
館内へ入り、チェックインを行うため、通された先はラウンジ。真ん中には大きな暖炉があり、囲う形で椅子が配置されています。窓から見える緑が美しく、館内の明るすぎない照明と相まった空間で、ウェルカムドリンクを頂きつつ、お部屋へ。
食事の時間まで少し時間があるということで、向かった先はもちろん「サウナ」。男女入れ替え制の浴室となっており、2種のサウナが楽しめるなんて、もう最高ですよね。
天狗サウナ(天狗の湯)
画像引用元:おちあいろう公式サイト
温泉がロウリュできるサウナ。コンパクトで5名程が入れるその空間は、一面に敷き詰められたヒノキの香りを楽しみながら、野趣あふれる狩野川や緑を眺めながら入るサウナは絶品。さらに、温泉が流れ込む造りになっており、足湯もできちゃうという仕組み。
画像引用元:おちあいろう公式サイト
水風呂はもちろん天然の川のお水を引いており、2名ほどしか入れない大きさではありながらも、お水の違いに驚く。デッキチェアで外気浴しながら森林を眺めるその時間は整うしかないですよね。すぐ横には、暖かい温泉もあるので、冬の寒い時期は、間に挟みながら楽しむのもよいかと思います。
茶室サウナ(月の湯)
画像引用元:おちあいろう公式サイト
業界第一人者の松尾大氏が手がけたサウナ。森林の中に突如現れたまるで茶室のような空間は、サウナストーブを囲うように座席が設置されており、ガラス張りになっているため、外を見ながらサウナを楽しめます。セルフロウリュ式のサウナで、10名程は入れる大きさになっています。
そして、サウナの下に水風呂が。こちらも川のお水を引いている水風呂になっており、浴槽の底に敷き詰められている石が、キラキラと光り美しさを演出してくれます。もちろん、整いのスペースも完備。自然を見ながら整うってこんなに気持ちが良いのかと、川と緑が重なる音を聞きながら、静かに目を閉じるその時間は至福しかないですよね。
天城湯ケ島温泉ならではの硫酸塩泉
その他、こんなにも広くていいの?と思う程広い貸し切りの温泉も予約が可能だったり、、お部屋にも温泉が引かれており、内風呂でも極楽な時間が過ごせちゃうなど、天城湯ケ島温泉ならではの硫酸塩泉で保湿効果が高く「美肌の湯」と名付けられている温泉は至極。温泉好きもちゃんと楽しめる、素晴らしいお風呂になっています。
地元で採れた四季折々の旬の食材を堪能
温泉旅館といえば、お食事ですよね。季節ごとに変わる伊豆の恵みは、海はもちろん山の食材も宝庫となっており、ジビエ料理も楽しめるのも特徴。(お写真は冬料理)お任せコースになっているものの、それぞれの量も多すぎなく、心地よい満腹感を作ってくれます。
ラウンジに行けば、アイスやプリンなどのスイーツから、おつまみやビールにウイスキーに日本酒、ワインなどのアルコール、そしてぐり茶やびわ茶を始めとしたお茶にジュースなどのソフトドリンク類も充実しています。棚に並んでいる書籍を手に取りながら、暖炉の前でお好みのドリンクとスイーツを頂く時間も最高ですよね。
また、朝食に頂いた、すりおろしたばかりの生わさびと鰹節で頂く炊き立てのお米は絶品で、シンプルながらも日本を感じられるその朝食のラインナップに、感動すら覚えました。
日本という文化を感じながら、サウナで整う。訪れた人はきっとまた、帰りたくなる素敵な宿へ、ぜひ訪れてみてください。
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Edit by 高島吏紗