RIDE-HACKより引用
愛知県瀬戸市。みなさんはこの地名を聞いたことがありますでしょうか?
瀬戸市は、全国最大規模の陶磁器のイベント「せともの祭」が開催されていたり、紅葉が綺麗で地元の人からは大人気なスポットがあったりと、近くに住んでいると「意外といい場所じゃん!」と思える地域なので、今回は県外の人にはあまり知られていない瀬戸市の人気スポットにフォーカスしてご紹介させていただきたいと思います。(ちなみに私は瀬戸市のとなりの尾張旭市出身です!)
せともの祭
すでに瀬戸市を知っていただいている人がいるとするならば、「せともの」という言葉を知っている人かもしれません。「せともの」とは、広く陶磁器全般を指す言葉で、長い歴史のなかでやきものづくりを牽引してきた瀬戸焼からきており、瀬戸焼は愛知県瀬戸市を中心に作られる焼き物の総称なのです。
そんな瀬戸市で開催される「せともの祭」。毎年9月の第2土曜日と翌日の日曜日に行われ、この2日間で約36万人が訪れるほど大規模なお祭りになっています。ちなみに瀬戸市の総人口は125,184人(2024年時点)なので、このお祭りには総人口の約3倍の方々が訪れていることになり規模の大きさが伺えます。
せともの祭は、瀬戸に磁器の技術を伝えた磁祖・加藤民吉をまつる窯神(かまがみ)神社の祭礼の一つとして1932年(昭和7)に始まりました。現在は瀬戸川沿いに約200軒のせともの店が並び、夜には花火大会も行われてます。せともの祭の最大の魅力は、食器や花瓶、置物をお値打ちに購入できるという点です。食器って2枚とか4枚とか複数枚で購入したいタイミングが多いと思うのですが、そんな人には是非このせともの祭に来ていただきたいと思います。販売されているのは主に瀬戸焼など会場周辺の地域で作られている陶器なのですが、他の産地の陶器を販売しているお店もちらほらあったりします。陶器や招き猫の絵付け、ろくろ体験などのワークショップ、テーブルコーディネート展示など様々な催しが開かれていたり、屋台も出ていてローカルフードも味わえるので、大人も子供も楽しめるイベントになっています。
瀬戸市HPより引用
せともの祭
開催場所:
名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」周辺及び瀬戸市内一円
次回開催日:
2025年9月第二土曜日、日曜日※予定
岩屋堂(いわやどう)
次にご紹介させていただくのは、瀬戸市岩屋町にある岩屋堂。ここは愛知県高原国定公園に指定されている公園です。自然豊かな場所で、桜や天然プール、紅葉、瀬戸大滝など、1年を通して楽しめるような公園になっています。特に人気なのは夏になるとオープンする天然プールと秋〜冬の紅葉の季節。この時期になると、家族連れはもちろん、カップルなど本当に沢山の人が訪れる人気スポットです。私が小学生の頃は自然プールに遊びに行きましたし、大学生の時は友人と紅葉を観にいったりと、どの年齢層からも今も長年愛されている公園です。交通機関だと電車→バスの乗り継ぎがありバス停からしばらく歩かなければならないのですが、車であれば名古屋駅から高速を使って1時間弱で到着する場所にあります。また入場料などはなく無料で楽しめるのもありがたいポイントです。(駐車場は一部有料のようです)
Aichi Nowより引用
岩屋堂
所在地:
〒480-1215 瀬戸市岩屋町81
電車でのアクセス:
・JR「名古屋」駅から、「大曽根」駅で名鉄瀬戸線に乗換え、
名鉄「尾張瀬戸」駅で名鉄バス品野方面行きに乗換え、
名鉄バス「品野本町」下車。徒歩約30分
車でのアクセス:
・東海環状自動車道「せと品野IC」から国道363号、「品野交番前」左折、国道248号経由約5分、 「品野町6」左折約5分
・東名高速道路「名古屋IC」からグリーンロード・国道155号を経由し、国道248号を約45分、「品野町6」右折約5分
定光寺(じょうこうじ)
こちらも紅葉の名所として愛知県民からは知名度の高いスポット。定光寺は名古屋北東の「鬼門」の方角に位置し、尾張の鬼門封じの役を担い、「参詣すれば災難はたちどころに消えて多くの福が授かる」と広く信仰を集めてきたようです。最寄駅はJR中央本線「定光寺駅」から徒歩約20分で、電車を使いつつ、ウォーキングを楽しみながら訪れる人も多いようです。定光寺駅は日本でも珍しく断崖絶壁の上にあり、駅から見える景色にしてはとても眺めがよく、私も初めて定光寺駅に降り立った時はその景色の綺麗さに驚いた記憶があります。(そして近くには地元の人からは心霊スポットとして知られている「千歳楼」もあったりします…。)
愛知名古屋咲楽より引用
定光寺駅からの景色
定光寺
所在地:
〒480-1201 瀬戸市定光寺町373
電車でのアクセス:
・名古屋駅から、JR中央本線「定光寺」駅下車。徒歩約20分
車でのアクセス:
東名高速道路「春日井IC」から国道155号・県道15号線名古屋多治見線(通称「愛岐道路」)経由約15分
自分が住んでいた場所は特に“何でもない場所”に感じてしまいがちですが、人に紹介してみると「え!そんな良い場所があるの?」となったりもすることもあって、実は誇るべき場所だったりもします。こうやって地元について調べたり思い出したりすると、地元の素敵なポイントが見えてきてつい紹介したくなってしまいますね。
ご紹介させていただいたスポットは、車を使えば名古屋駅から1時間程度で到着する場所にありますので、東海地方に来る用事のある方は、この瀬戸市の存在を思い出していただけると嬉しいです!
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Edit by 水野友香