毎年、夏が始まるシーズンになると「今年は行ったことのない花火大会に行くんだ!」という声をよく耳にします。そんなワクワクする声と同じく、「夏休みシーズンの予定を詰めすぎて、主要な花火大会の日に他の予定が入ってしまっている…。」というような声も多く聞こえてきます。そのような声にお答えするべく、本日は(少し早いですが)、夏休み終盤のおススメ花火大会を1つ厳選してお届けいたします。

夏の終わりを彩る風物詩として、栃木県真岡市で長年愛されている「尊徳夏まつり 大花火大会」です。今年は2025年も8月30日(土)に開催が予定されており、多くの人々の期待が寄せられています。郷土の偉人・二宮尊徳(金次郎)の教えを今に伝えるこの祭りは、どこか懐かしく温かい雰囲気に包まれながらも、見応えのある花火が夜空を焦がす、感動的な一日です。ここでは、その魅力と、訪れる際に併せて楽しみたい周辺の観光情報をご紹介します。
祭りのクライマックス!圧巻の1万発が鬼怒川の夜空を染める
尊徳夏まつりの最大の魅力は、何と言っても鬼怒川の河川敷を舞台に繰り広げられる大花火大会です。打ち上げ数は約10,000発。息もつかせぬ速射連発のスターマインで幕を開け、創造性あふれる創作花火や、夜空に大輪の花を咲かせる尺玉など、多彩なプログラムで観客を魅了します。

特に、音楽と花火が見事にシンクロする「ハナビリュージョン」は必見。リズミカルな音楽に合わせて次々と打ち上がる花火は、まるで夜空で踊っているかのよう。そして、フィナーレを飾る大迫力のスターマインは、視野いっぱいに広がる光のシャワーとなり、見る人すべての心に忘れられない感動を刻み込みます。大切な人へのメッセージを花火に乗せて打ち上げるメッセージ花火も、心温まるひとときを演出してくれます。

開催概要
- 開催日時: 2025年8月30日(土) ※荒天の場合は翌日に順延予定
- 開催場所: 栃木県真岡市砂ケ原 鬼怒川河川敷緑地(二宮コミュニティ公園)
- 打ち上げ数: 約10,000発
昼間から楽しめる!「尊徳夏まつり」の賑わい
花火大会は夜からですが、尊徳夏まつりは昼間から楽しむことができます。会場周辺では、地元グルメが味わえる屋台や模擬店が軒を連ね、ステージではキャラクターショーや郷土芸能などが披露され、大人から子供まで一日中楽しめるイベントが盛りだくさんです。河川敷に立ち並ぶ屋台は端から端が見えないのではないか…と思えるほどの出店数があります。昼間から会場入りし、食べ歩きをするだけでも、もう大満足間違いなしです。夕暮れが近づくにつれて高まっていくお祭りの高揚感と、そのクライマックスに待つ大花火。この流れを一日通して満喫するのが、尊徳夏まつりの醍醐味と言えるでしょう。

アクセス情報
- 公共交通機関: JR宇都宮線「石橋駅」または真岡鐵道「真岡駅」からタクシーを利用するのが一般的です。例年、主要駅から会場付近へのシャトルバスが運行されるため、事前に真岡市や真岡市観光協会の公式サイトで最新情報をご確認ください。
- 車: 北関東自動車道「真岡I.C.」から約20分。 当日は会場周辺に臨時駐車場が設けられますが、大変な混雑が予想されます。早い時間帯からの来場や、公共交通機関の利用をおすすめします。交通規制も敷かれますので、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。(僕も車で会場入りしたことがあるのですが会場の2km先あたりから渋滞が発生していました!)
花火だけじゃない!真岡市の魅力に触れる周辺観光スポット
せっかく真岡市を訪れるなら、花火大会の前後に周辺観光を楽しむのはいかがでしょうか。
1. 道の駅にのみや
「いちごのまち真岡」を象徴するスポット。新鮮な野菜や特産品が並ぶ直売所はもちろん、いちごをふんだんに使ったジェラートやスイーツが大人気です。夏には、みずみずしい採れたての夏野菜も手に入ります。お土産探しや休憩にぴったりの場所です。

2. 桜町陣屋跡
二宮尊徳が報徳仕法(農村復興政策)の拠点とした場所で、国の史跡に指定されています。尊徳が暮らした母屋や、彼の教えを学べる資料館があり、花火大会の名前の由来ともなった偉人の足跡に触れることができます。静かで歴史の趣あふれる空間は、心を落ち着かせるのに最適です。

3. SLキューロク館
真岡駅に隣接し、週末を中心に運行する「SLもおか」の拠点です。週末には、9600形蒸気機関車(キューロク)が圧縮空気で走行する姿を見ることができ、鉄道ファンや家族連れに大人気。実際に使用されていた客車の中も見学でき、レトロな雰囲気を楽しめます。

2025年の夏、尊徳夏まつり大花火大会で、昼はお祭りの賑わいを、夜は夜空を埋め尽くす光の芸術を心ゆくまでお楽しみください。そして、真岡市の豊かな自然と歴史にも触れ、思い出深い一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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Edit by 長嶺将也