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車だけじゃない!自然と文化が調和する愛知県豊田市の魅力

豊田市美術館HPより引用

今回は、愛知県豊田市について深掘りしたいと思います。豊田市って実はめちゃくちゃ広いって知っていましたか?なんと、その面積は918.32㎢。これは東京都23区の約1.5倍に相当します。そしてこれだけ広大な面積を誇りながら人口は約42万人。(ちなみに東京都23区の人口は約985万人。人口密度の差がすごいですね…。)豊田市は、市街地だけでなく、山間部や田園地帯も多く、自然豊かな環境が広がっているんです。一歩街に出てみるとそこには豊かな自然と興味深い場所があるのです!そこで私の推しスポットを2つご紹介させていただきたいと思います。

豊田市美術館

愛知県豊田市の中心部、かつて「七州城」と呼ばれた旧挙母藩の城跡に建つ美術館です。1995年に開館し、近代から現代までの国内外の美術作品を約3,000点収蔵しています。建物は建築家・谷口吉生氏の設計によるもので、美術館自体がまるで一つの芸術作品のように、周囲の自然と調和した景観を創り出しています。そんな豊田市美術館の魅力をいくつかご紹介したいと思います。

1.多彩な展示
近代以降の国内および国外の美術の流れを展望しつつ、現在、そして将来にわたって、アーティストの創造性を体感し、共有することのできるコレクションづくりを目指しているとのこと。「接吻」で有名なグスタフ・クリムトや、独特な作風が癖になるルネ・マグリッドなど有名な作家の作品もこの豊田市美術館で見ることができるのです。デコ出し女のコが有名な奈良美智さんの作品もあって、様々な人が楽しめるような展示になっています。

2.建築美
ニューヨーク近代美術館 新館や葛西臨海水族園を手がけた谷口吉生氏による設計は、シンプルながらも洗練された空間美が追求されています。彼の作品の特徴としてシンプルの中に潜む直線や幾何学の活用、ランドスケープや街の成り立ちを配慮した構成という点がありますが、まさにその特徴が存分に表れている建物になっています。谷口吉生氏の作品では池などの水辺がよく見られ、これも特徴の1つなのですが、その池に映る美術館の美しさと言ったらもう…ずっと見ていたくなる景色です。
美術館が建っている場所は城跡ということもあり丘になっているのですが、その高低差を活かしつつ、建築と自然双方の美しさが際立つような設計になっています。周囲は緑豊かな公園に囲まれているので建物の周りを歩くだけでも四季折々の自然を楽しむことができる、心が落ち着く場所です。

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DiscoverJapanより引用

3.アートとの触れ合い
豊田市美術館では「むずかしいものをやさしく、やさしいものをふかく、ふかいものをおもしろく」をモットーに、子どもから大人まで楽しめるワークショップやイベントといった教育プログラムが定期的に開催されています。アートに触れる機会を提供することで、地域文化の振興にも貢献しています。

豊田市美術館HPより引用

足助

豊田市北東部に位置する足助(あすけ)は、江戸時代、「塩の道」として栄えた宿場町。(その昔、三河湾でつくられた塩を山間部へ運ぶための道は「塩の道」と呼ばれており、足助はその道中に位置する場所なのです。)山々に囲まれた盆地に、昔ながらの町並みが今も残っており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。どこか懐かしい雰囲気漂う町並みは、訪れる人々の心を和ませてくれます。私も小学生の時に校外学習で訪れたのですが、幼いながらに、足助の町並みは自分が住んでいる町とは雰囲気が異なり、日本昔ばなしに出てくるような場所にタイムスリップした気持ちになったことを覚えています。そんな足助の魅力をいくつかご紹介したいと思います。

1.古い町並み
木造の商家や土蔵が軒を連ねる町並みは、白壁と黒漆喰のコントラストが美しく、軒先の格子や防火を目的とした「塗籠造り」と呼ばれる漆喰の壁など、伝統的な建築様式を随所に見ることができます。電柱が地中化されているため、視界を遮るものがなく、昔ながらの景観を存分に楽しむことができます。

あいちの歴史観光推進協議会HPより引用

2.足助八幡宮
今から約1300年前の天武天皇白鳳2年(673年)に創建されたと伝えられています。古くから足助の総鎮守として地域の人々に愛されてきた神社です。国の重要文化財に指定されている本殿は、風格があり歴史を感じさせます。「足」を助ける神様として信仰されており、足腰の弱った方や旅の安全を祈願する人たちに親しまれてきました。 現在では、交通安全のほか、病気平癒、安産の神としても信仰されています。

ツーリズムとよたより引用

3.香嵐渓
日本の紅葉名所100選にも選ばれている香嵐渓。足助川と巴川の合流点付近、巴川が浸食してできた渓谷で、秋には約4000本のモミジが赤や黄色に色づき、渓谷全体が燃えるような紅葉で覆われます。その美しさから「京都の嵐山に勝るとも劣らない」と言われてるほど。また、香嵐渓の紅葉は今から約400年前、香積寺11世の三栄和尚という人が経を唱えながら植えたのが始まりで、長い間“香積寺のもみじ”と呼ばれていました。江戸時代からの長い間、自然のままでなく町民の手によって、植栽され、手入れをされ、今もなお見事に育っている紅葉を是非多くの人に見ていただきたいなと感じます。

THE GATEより引用

豊田市は、自然、文化、歴史、そして産業が調和した、魅力あふれる町です。また、最近では建築家として有名な坂茂氏の設計による豊田市博物館が豊田市美術館の隣に開館するなど、常に進化を続ける町でもあります。一度訪れただけでは、豊田市の魅力を十分に感じ取ることはできないかもしれません。私もまだ知らない魅力が沢山あると思うので、また豊田市を訪れた際はご紹介させていただきたいと思います!

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Edit by 水野友香

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