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メキシコと繋がる美しき童話の町|千葉県御宿町

千葉県の右下辺りに位置する御宿町(おんじゅくまち)。白い砂浜と青い海が織りなす美しい海岸線が魅力の御宿は、夏のイメージが強い人が多いのではないかと思います。恥ずかしながら千葉県民であるわたし、先日まで御宿がどこにあってどんな町かも知りませんでした。

御宿で魅力を伺ってきたので、知る人ぞ知る千葉県の素敵な旅先をお届けできればと思います!

月の光に輝く砂浜

参照:一般社団法人 御宿町観光協会公式サイト 

御宿の砂浜は「広い」「白い」「(ふかふかして)素足で歩ける」という特徴があって、日本の白砂青松100選にも選ばれています。関東で白い砂浜は珍しく、ウミガメの産卵も見られるそうです。とにかく海岸線が綺麗…!海は遠浅で波も穏やかなので、安全に海水浴や水遊びを楽しめます。

御宿は、童謡「月の沙漠」発祥の地。砂浜には、ラクダに乗った王子様とお姫様の像が設置され、訪れる人々を童話の世界へと誘います。月の沙漠記念館では、童謡に関する資料や、作者の加藤まさをの生涯を紹介する展示があるのですが、とっても没入感のある世界観。そもそも地形からしても、御宿に「入る」感覚があるんです。これは地元の方も強くおっしゃっていて印象的でした。

400年以上前の物語を伝えるドン・ロドリゴ上陸記念碑

参照:一般社団法人 御宿町観光協会公式サイト 「抱擁」(メキシコ政府から寄贈)

御宿町には、意外な歴史が刻まれています。1609年、スペインのガレオン船「サン・フランシスコ号」が、フィリピンからメキシコへ向かう航海の途中で嵐に遭い、御宿沖で座礁しました。乗組員373名は、地元の人々によって救助され、手厚い看護を受けました。この出来事をきっかけに、日本とスペイン、そしてメキシコとの友好関係が始まりました。

御宿海岸には、この史実を伝える「ドン・ロドリゴ上陸記念碑」が建てられています。ドン・ロドリゴとは、サン・フランシスコ号の船長の名前だそうです。記念碑の周りには、スペイン風の庭園が広がり、異国情緒あふれる雰囲気を醸し出しています。また、町内にはメキシコとの友好を記念した「メキシコ通り」もあり、メキシコ料理店や、メキシコ雑貨を扱う店などが軒を連ねています。

地元の恵みを生かした銘酒「岩の井」

参照:岩瀬酒造株式会社 公式WEBサイト

御宿町には、1830年創業の老舗酒蔵「岩瀬酒造」があります。代表銘柄の「岩の井」は、地元産の米と、御宿の清らかな水で仕込まれた、芳醇な香りとまろやかな味わいが特徴の日本酒です。酒蔵では、酒造りの工程を見学できるほか、試飲も楽しめます。併設の売店では、「岩の井」をはじめ、様々な種類の日本酒や、地元の特産品を購入することができます。

「岩の井」は、地元の食材を使った料理との相性も抜群です。伊勢海老が有名ですが、アワビ、サザエも名産品です。9月〜10月には伊勢海老祭りも開催されています。新鮮な海の幸を味わいながら、地酒を堪能してみませんか?
実は御宿、日本三大海女地帯の1つなんです。400人いた海女さんが今は一人もいらっしゃらないようで、寂しい。

参照:一般社団法人 御宿町観光協会公式サイト 外房イセエビ

異国情緒漂う、人口7000人の町

御宿町は、美しい自然と歴史、そして文化が調和しているように思います。
海辺でゆっくり過ごすだけでも幸せな気持ちになれるかも。アクティブに過ごしたい人は、サーフィンやサップなどのマリンスポーツを楽しめるほか、温暖な気候を活かしたゴルフ場もあります。
海の幸はもちろん、源泉かけ流しの温泉を楽しめる宿泊施設も多数。海を眺めながら温泉に浸かり、豪華な海の幸と共に地酒を飲んだら…竜宮城のようですね(笑)

御宿には歴史民俗資料館があるのですが、何だか御宿には他にも歴史のエピソードが多々ありそうなんです。次回は御宿の歴史を堪能したいと思います!

トップ画像参照:一般社団法人 御宿町観光協会公式サイト 

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