まもなく7月。いよいよ本格的な夏が到来し、西日本各地から順に、続々と「海開き」が始まりますね。海水浴シーズンの幕開けは、地域にとって観光と経済の起爆剤といえるのではないでしょうか。多くの人々を惹きつける名所から、知る人ぞ知る静かなビーチまで、海を通して地域の魅力を再発見できる絶好のチャンスです。
今回は、観光資源として注目される「絶対訪れたい定番の海水浴場」と「この夏訪れるべきおすすめの穴場ビーチ」をご紹介します。
観光客でにぎわう!西日本の人気海水浴場3選
①須磨海水浴場(兵庫県神戸市)

都市型ビーチの代表格。JRや私鉄でアクセスしやすく、特に関西圏からの訪問客が多いのが特徴です。2024年には海浜公園エリアが再整備され、バリアフリー対応の施設やナイトイベントも導入されました。神戸市の観光施策とも連動し、地元経済への波及効果が期待されています。
住所:兵庫県神戸市須磨区須磨浦通
アクセス:JR 須磨駅下車すぐ。阪神高速道路 神戸線 若宮ICすぐ。
第二神明高速道路 須磨ICから約3km、車で約10分。
海開き:7月上旬~8月下旬まで
②白良浜海水浴場(和歌山県白浜町)

和歌山県を代表するビーチリゾート。本州で最も早い海開きを行うことで知られています。ハワイのワイキキビーチと友好姉妹浜提携を結ぶなど、国際色豊かなプロモーションも展開されています。真っ白な砂浜と美しいエメラルドグリーンの海が魅力で、周辺には温泉地やリゾート施設も充実。観光と滞在型消費の促進に貢献しています。
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町864
アクセス:JR紀勢本線「白浜駅」から車で約15分
紀勢自動車道「南紀白浜IC」から約15分 ※海水浴期間中は道路、駐車場が混雑します。
最寄バス停「白良浜」下車 徒歩すぐ
海開き:5月3日~9月15日まで
③シーサイドももち海浜公園(福岡県福岡市)

福岡タワー北側に広がる「百道浜地区」、福岡paypayドーム北側に広がる「地行浜地区」の2つのエリアに分かれた白い砂浜の人工ビーチが続く海浜公園。福岡タワーを背にした近代的な景観が特徴の、都市と海が調和する象徴的なスポットです。浜辺散歩やショッピングも楽しめるリゾート感あふれるビーチパークとして人気。レストランやショップが立ち並び、訪日外国人観光客の姿も増加中。福岡市のウォーターフロント再開発と連携した観光推進エリアとして注目されています。
住所:福岡県福岡市早良区百道浜2-902-1
アクセス:福岡都市高速 百道ランプから約3分
地下鉄空港線 西新駅から徒歩約15分/藤崎駅から徒歩約20分
JR博多駅からバスで約30分、福岡タワー南口下車徒歩約3分
海開き:7月中旬から9月1日まで
穴場の魅力が光る!静かに楽しめるおすすめ海水浴場3選
①百合ヶ浜(鹿児島県与論島)

鹿児島県最南端の与論島に位置する、幻のビーチ。百合ヶ浜はヨロン島の東側に、季節限定でぽっかりと出現する砂浜で、天国に一番近い幻のビーチとも評され、「百合ヶ浜で年齢の数だけ星砂を拾えば幸せになれる」という言い伝えもあります。大潮の干潮時にだけ姿を現す白い砂洲は、透明度抜群の海と相まって「日本のウユニ塩湖」と称されるほどの絶景です。観光資源としての希少性が高く、地域におけるエコツーリズム推進の柱にもなっています。
住所:鹿児島県大島郡与論町大金久海岸沖合1.5km
アクセス:与論空港、与論港から約20分
海開き:例年、春から秋にかけて中潮から大潮の干潮時のみ
②千年松ビーチ(愛媛県今治市・大島)

画像引用元:イマナニ
しまなみ海道の大島南側にある隠れた名所。自然に囲まれ、ロケーション最高な海水浴場です。瀬戸内の穏やかな波と松林のコントラストが美しく、地元の人々に愛される静かな海岸です。夏季限定でオープンする海の家では、納涼席の貸し出しやマリンアクティビティなども設けています。疲れたら木陰のハンモックでひと休みしたり、デイキャンプ場ではペットと一緒にBBQも楽しむことができる他、すぐそばにある「満天の湯」でまき風呂、石風呂、海水露天風呂を楽しむことも可能。さらに、誰もいない「シークレットビーチ」への案内(2名以上1人500円)も行っていて、特別な体験を楽しめます。
住所:愛媛県今治市吉海町名駒25
アクセス:大島南ICより車で5分(四国方面から)、大島北ICより車で20分(広島方面から)
海開き:7月上旬~8月下旬
③地ノ島海水浴場(和歌山県有田市)

紀伊水道に浮かぶ無人島「地ノ島」にあるプライベート感あふれる海水浴場。エメラルドグリーンの海が広がる絶景ビーチは、渡船でのアクセスが必要なため人は少なく、自然との一体感が魅力です。島の中央に広がるイベントフィールドは、自然学習やアウトドアイベント、写真・映画撮影など、多彩な用途に利用可能。さまざまな可能性の詰まったプライベートアイランドとして、アウトドア志向の若年層を中心に人気が高まっています。
住所:和歌山県有田市初島町
アクセス:阪和自動車道 海南 IC から約 20 分/JR きのくに線初島駅下車徒歩約 7 分 ※初島漁港まで
海開き:7月1日~8月31日
地域資源としての海水浴場がもたらす未来
海水浴場は単なるレジャースポットにとどまらず、地域経済の活性化や観光ブランドの確立において大きな役割を果たしています。今回ご紹介したビーチのように、地域それぞれが持つ個性や自然資源を活かした取り組みは、持続可能な観光と経済創発の両立に向けたヒントにもなるでしょう。
この夏、西日本の海辺へ足を運び、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
Community Branding Japanからのお知らせ

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