うだるような暑さが続く東京の夏。コンクリートの照り返しと、どこに行っても鳴りやまないセミの声に、「もうどこか涼しいところへ逃げ出したい…!」なんて思っている人も多いのではないでしょうか。
夏の避暑地といえば、軽井沢や那須、箱根なんかが有名ですよね。でも、実は僕が心の底からおすすめしたい、とっておきの場所があるんです。それが、栃木県にある「奥日光」。

「日光って、東照宮があるところでしょ?」と思ったあなた。もちろんそれも大正解ですが、今回僕が紹介したいのは、そのさらに奥にある、手つかずの大自然が広がるエリア。なぜ僕がここまで奥日光を推すのか?その理由を、これからじっくりお話ししますね。
(避暑地を求めて都内からロードバイクを漕ぎ続けた経験も記憶に新しいです…。)

まるで「天然のクーラー」。奥日光の圧倒的な涼しさの秘密
奥日光が「関東の冷蔵庫」なんて呼ばれているのを知っていますか?それもそのはず、夏の平均気温はなんと約20℃。東京と比べると、10℃以上も低いんです。
でも、奥日光のすごさは、ただ気温が低いだけじゃありません。その涼しさは、まさに全身で感じられる「体験型」なんです。
例えば、日本三名瀑のひとつに数えられる「華厳ノ滝」。高さ97メートルから一気に流れ落ちる水の迫力はもちろん、滝壺の近くまで行くと、ひんやりとした天然のミストが全身を包み込んでくれます。これがもう、最高に気持ちいいんです。

さらに、標高約1,270メートルにある中禅寺湖のほとりに立てば、澄みきった高原の空気がスーッと体の中に入ってきて、心からリフレッシュできます。ラムサール条約にも登録されている戦場ヶ原の湿原を歩けば、湿った土と草木の香りが混じった、涼やかで清浄な空気に満たされます。
このように、滝のミスト、湖の風、湿原の空気。奥日光は、自然が作り出した様々な「涼」を、五感で味わえる場所なんです。
ただ涼しいだけじゃない!歴史と文化が息づく場所

奥日光の魅力は、その雄大な自然だけにとどまりません。実は、とても奥深い歴史と文化が根付いている場所でもあります。
中禅寺湖のほとりには、「イタリア大使館別荘記念公園」と「英国大使館別荘記念公園」が静かにたたずんでいます。ここは明治時代から昭和初期にかけて、外国の外交官たちが夏の暑さをしのぐために過ごした別荘地でした。当時の趣をそのまま残した美しい建物から中禅寺湖を眺めれば、まるで時が止まったかのような、優雅で穏やかな時間を過ごせます。


画像引用:日光自然博物館より
そして、忘れてはいけないのが、世界遺産「日光の社寺」の存在。奥日光エリアはその玄関口にあたり、一帯が神聖で厳かな空気に包まれています。

豊かな自然に加えて、国際的な歴史や文化に触れられる。この懐の深さも、奥日光が多くの人を惹きつけてやまない理由のひとつです。
なぜ「奥日光」なのか?他の避暑地との決定的な違い
「でも、軽井沢や那須も涼しくて良いんじゃない?」 確かにその通りです。でも、夏の人気避夕暑地には共通の悩みがあります。それは、「激しい交通渋滞」。せっかくリラックスしに行ったのに、目的地に着くまでに何時間もかかったり、現地での移動も渋滞でスムーズにいかなかったり…なんて経験、ありませんか?
その点、奥日光には大きなアドバンテージがあります。それは「現地での移動のしやすさ」です。


画像引用:アウトドアカルチャーのニュースサイトより
東京から電車とバスを乗り継ぎ、急カーブが続く「いろは坂」を登っていく必要があるので、アクセスが少し大変に感じるかもしれません。しかし、実はこれがポイント。このアクセス方法が天然のフィルターとなって、車の流入量を適度に制限してくれるんです。
そして、中禅寺湖畔などの中心エリアに着いてしまえば、華厳ノ滝や大使館別荘、遊覧船乗り場といった主要なスポットが徒歩圏内にまとまっています。少し離れた場所へも、比較的混雑の少ない路線バスや湖上の遊覧船でスムーズにアクセスできる。
つまり、「行くまで」は少し時間がかかるけれど、「着いてから」は車に頼らずストレスフリーで周遊できる。これこそが、他の人気避暑地にはない、奥日光の「隠れた強み」なんです。リラックスするための旅で、移動のストレスが少ないのは本当に重要ですよね。
都会の喧騒を離れ、心と体をリセットする旅へ
圧倒的な涼しさと、五感を潤す大自然。そして、そこに息づく豊かな歴史と文化。何より、現地での移動がスムーズで、心からリラックスできる環境。

僕が奥日光を「究極の避暑地」としておすすめする理由、少し伝わりましたでしょうか?
毎日のがんばりで少し疲れてしまったな、と感じたら、ぜひ次の休みに奥日光を訪れてみてください。都会の熱気と喧騒を忘れさせてくれる、ひんやりと澄んだ空気が、あなたの心と体を優しく包み込んでくれるはずです。
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Edit by 長嶺将也