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夏の図書館で、心も頭もリフレッシュ

まだまだ続く厳しい暑さ…。家にいるよりも商業施設などに出かけた方が涼しいかもと思い、重い腰を上げて出かけてみたものの、今度は人の多さにぐったり疲れてしまった。。そんな経験をしたことがあるのはきっと私だけではないはずです。そんなときにおすすめしたいのが、「図書館」という夏の避暑地。涼しくて静か、無料で長居もできて、本を読んでインプットもできて心まで満たされる…そんな贅沢な場所が身近にあること、意外と見落としていた気がします。最近は、建築やコンセプトにこだわったユニークな図書館が全国に増えており、「行ってみたい」と思わせる魅力にあふれています。今回は“夏の図書館めぐり”として、全国のおすすめ図書館を5カ所ご紹介。「買わずに満たす」賢い夏の過ごし方として、読書と空間の魅力に出会える旅に出てみませんか?

長野県:まちとしょテラソ(小布施町立図書館)

「死ぬまでに行きたい世界の図書館15選」にも選ばれた注目スポット。北欧の図書館のような木のぬくもりと開放感がある空間が魅力です。図書館の敷地内には中庭があり、町民がベンチでくつろぎながら本を読む風景も見られます。図書館は静かにしなければいけない、飲食も禁止という場合が多いですが、ここは談笑も飲食もOKとのこと。図書館に対するイメージがガラッと変わるかもしれません。地元住民だけでなく観光客の利用も多く、旅行中にふらっと立ち寄っても歓迎されるのが嬉しいポイント。旅先での“ひと息”にぴったりな図書館です。(地元住民以外は本を借りることはできませんが、図書館の利用は可能です)

住所:長野県上高井郡小布施町小布施1491-2
開館時間:平日 9:00〜19:00 土日祝日 9:00〜17:00
休館日:火曜日、年末年始、月末整理日(毎月第4木曜日)、特別整理休館日
参考:公式サイト

石川県:金沢海みらい図書館

まるでアート作品のような白い立方体の建物に、無数の丸窓が並ぶ個性的なデザイン。SNS映えする図書館としても人気。2011年に金沢市4番目の公共図書館として開館し、翌年の2012年には「世界で最も美しい公共図書館25選」に選ばれたそうです。「柔らかな光に満たされた外のような開放感」を目指して建てられ、建物北側の約6割は吹き抜け空間となっており、開放感と落ち着きを兼ね備えたワンルーム型の図書館になっているとのこと。建築としても非常に魅力的な存在です。また図書館機能に加えて、地域住民が会議やイベント、展示などに利用できるホールや集会室などの交流機能が設けられており、地元の人に愛されています。(地元住民以外は本を借りることはできませんが、図書館の利用は可能です)

住所:石川県金沢市寺中町イ1番地1
開館時間:月曜・火曜・木曜・金曜 10:00~19:00
     土曜・日曜・祝日  10:00~17:00 
休館日 :水曜日(祝日・振替休日と重なった場合は開館)
     特別整理期間(6月第1月曜日-翌々日、11月の最終月曜日-翌週の金曜日)
     年末年始(12/29-1/4)
参考:公式サイト

東京都:多摩美術大学図書館

建築家・伊東豊雄氏が設計を手がけた、美術大学の図書館とは思えないスケール感の建物。波のようにうねるアーチ構造が美しく、まるで“本の海の中にいるような”感覚に浸ることが出来ます。一般公開日は限られていますが、事前申し込みをすれば外部からの見学も可能です(図書の閲覧は学内関係者のみ)。一度は訪れてみたいと感じる、まるで美術館のように楽しめる図書館です。

所在地:東京都八王子市鑓水2丁目1723
見学:要事前申請(平日10:00〜17:00)
参考:公式サイト

東京都:東京都立中央図書館

都内最大級の公立図書館で、白金台という立地ながら、誰でも自由に利用できるのが嬉しいポイント。蔵書数は200万冊を超え、専門書やビジネス書も充実しています。1階〜4階の閲覧室には電源席も整備されており、ノートPCやタブレットを使った作業に便利な環境となっています。(ただし、5階の調査研究室では電子機器の使用が制限されているようです)ちょっとした作業や、勉強がしたいけど家だと捗らないという人にぴったりの場所です。

所在地:東京都港区南麻布5-7-13
開館時間:平日10:00〜21:00 土日祝日10:00〜17:30
参考:公式サイト

千葉県:地中図書館

2023年にオープンした、サステナブルファーム「KURKKU FIELDS」内にある私設図書館。「地球の声を聴く」というコンセプトで選書された本が並ぶ、知的好奇心を刺激する空間です。地中に埋め込まれたような建築も印象的。設計を手掛けたのは、建築都市設計事務所での経験を経てNAP建築設計事務所を設立した中村 拓志氏。自然現象や人々のふるまい、心の動きに寄りそう「微視的設計」による、「建築・自然・身体」の有機的関係の構築を信条としているそうで、まさにそれが現れているような設計、環境・空間使いがされています。読書以外にもワークショップやファームツアーと組み合わせた1日体験が可能とのことで、まさに“生きた図書館”という言葉がぴったりの場所です。
日経クロステックより引用

所在地:千葉県木更津市矢那2503
開館時間:10:00〜17:00
休館日:火曜日・水曜日
参考:公式サイト

図書館というと、「勉強の場所」「静かな空間」というイメージを持っている方も多いかもしれません。でも今、図書館はもっと自由で、もっと暮らしに寄り添う場所に進化しています。とくにこの夏は、外の暑さを避けながら心地よく過ごせる“避暑地”として、図書館の魅力が再注目されています。冷房の効いた場所で好きな本に出会うことは、買い物やレジャーとはひと味違う、内面の豊かさを育む体験になると思います。「最近、スマホばかりで本を読んでないな…」という方も、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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