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おらだ町の新しいソウルフードだ~【PIE ME】へようこそ~

『外国人にとって都心以外は住みにくい。』
このような話を以前聞いたことがあります。
実際、イギリスでは首都ロンドン以外は、
地元住民でのコミュニティが形成されていて、
お近くの欧州圏からの移住者でさえも
「よそ者」として、その土地に受け入れられない…。
なんて話も聞いたことがあります。

2020年にイギリスは欧州離脱をしましたが、
このときの論点も「よそ者の土地にしてはいけない」
だったと記憶しています。

日本に目を向けてみると、いかがでしょうか?
観光で訪れている外国人に、ふと話かけてみることがあります。
「日本はどうだい?」と。
多くの方が、こんな返答をしてくれます。

「ご飯は美味しいし、人は親切だし、どこを歩いても綺麗で安全だ。」
「でも…。英語が通じないのは本当に大変。あと東京駅が難しい…。(笑)」

そうなんです。地方に行けば行くほど、「言葉の壁」が高くなり、
ましてや日本の首都圏外で暮らすなんて、
まだまだ「チャレンジャー」だと考えています。

*****

日本のローカル地域で暮らすことは難しいと思われている中、
人口1万人の町「北海道長沼町」にオーストラリアから移住してきた
カールさんは、
オーストラリアのソウルフード「Meat Pie(ミートパイ)」専門店、
『PIE ME』を構えています。

オーストラリアの風習をそのまま持ち込むだけでは、
ここまで町に溶け合うことは難しかったように思います。
長沼町の小麦粉、北海道産のホルスタイン(牛)の頬肉やバター、玉ねぎ、
季節ごとの近郊で収穫できる野菜をふんだんに使って、
”オーストラリア人による”ミートパイはつくられています。

北海道のお野菜をふんだんに使ったベジタブルパイ、
濃厚チーズたっぷりのチーズパイ、絶妙な甘みと酸味を奏でるブルーベリーパイ…。
このパイたちを引き立てるだけでなく、自らも主役になれるカフェモカ…。

写真を眺めているだけで、お口いっぱいに美味しさが広がっていきます。
一度訪れると、次に会ったときにはもう”町のおともだち”です。
店の軒先に出てきて「今日はどこ行くの?」「元気?」「さっき〇〇さんに会ったよ!」
「雨降りそうだから傘貸してあげる!」など、”日本人らしい”温かさを感じるご挨拶も。

店内には、商品待ちの地元の人たちの姿も。
「最近出た、このパイが美味しいですよ。」
「はじめて、このコーヒー飲んでみたけど、おススメです。」
なんて微笑ましい会話が広がっていくのも、ここPIE MEが持っている温かい雰囲気からなのかもしれません。

地元と異国を結んでいく、
おらだ町の新しいソウルフード「PIE ME」

エスコンフィールドがある北広島駅からバスに乗り、
長沼町で飛び降りたバス停の目の前です。
ぜひ、美味しいミートパイに包まれながら、
あなたのソウルフードに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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Edit by 長嶺将也

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