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東京都唯一の村、檜原村 – 噂と逸話に彩られた秘境

東京都に「村」があるって知っていましたか? 多くの人が東京と聞くと、高層ビル群や賑やかな繁華街を思い浮かべるでしょう。しかし、東京都にはたった一つだけ「村」が存在するのです。それが、今回ご紹介する檜原村です。

檜原村は、東京都の西端に位置し、山梨県と神奈川県に接する、総面積の93%を森林が占める自然豊かな村です。都心から電車とバスを乗り継いで約2時間、まるで別世界に迷い込んだかのような静寂と緑に包まれています。

そんな檜原村、今回はマイクロソフト社が運営するビジネスSNSを通じて知り合った株式会社ファウナ代表の田村翔子さん案内のもと、村内を巡らせていただきました。

噂される「もののけ」と「隠れ里」

檜原村には、古くから「もののけ」の噂が絶えないようです。深い森に囲まれたこの地では、夜になると不思議な光が見えたり、奇妙な音が聞こえてきたりすると言われています。中には、「天狗を見た」という人もいるのだとか。真偽のほどは定かではありませんが、こうした噂話も、檜原村の神秘的な魅力をさらに増幅させていると言えるでしょう。

さらに、檜原村には「隠れ里」が存在するという伝説もあります。かつて戦乱の世を逃れてきた人々が、この地の奥深い山中にひっそりと暮らしていたというのです。村の古老の中には、「隠れ里への入り口を知っている」と語る人もいるようですが、その場所は今もって秘密のベールに包まれています。また、日本で有名な忍者一族である「風魔族」はこの檜原村を拠点にしていたとの噂もあります。江戸幕府に仕えていた忍者だとしたら、江戸城にもほど近い距離なのでしょうか。

これらの噂や逸話、伝承が今でも数多く残っている檜原村は、どこか日本の原風景や里の文化を感じることのできるような空気感も漂っているのが、人々がこの場所に惹かれていく所以なのかもしれません。

“東京”では味わえない「スローライフ」

檜原村では、都会の喧騒を離れ、ゆったりとした時間を過ごすことができます。澄み切った空気の中、ハイキングや渓流釣りを楽しむのもよし、温泉(瀬音の湯に関しては別の記事で紹介させていただいておりますので、是非ご参照ください♪)で日頃の疲れを癒すのもよし。四季折々に変化する自然の美しさは、訪れる人々の心を和ませてくれます。

また、地元の食材を活かした美味しいグルメもたくさんあります。村内で採れた新鮮な野菜を使った料理や、清流で育ったヤマメの塩焼きなど、どれも絶品です。お洒落な古民家蕎麦処やアメリカンハウス風のコーヒーショップなど、最近は若い層の移住も増え、村の活性化も期待されているようです。

自然豊かな環境、どこか懐かしい風景、そして温かい人々との触れ合い。檜原村は、都会では味わえない魅力が満載です。日々の喧騒を離れ、心身ともにリフレッシュしたいという方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。きっと、忘れられない思い出ができるはずです。

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Edit by 長嶺将也

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