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宇宙と海と食文化が交差する町・石川県羽咋市

金沢駅から約1時間、能登半島の付け根、日本海に寄り添うように広がる羽咋市。四季折々に豊かな表情を見せるこの町は、訪れる人に「ここでしか体験できない時間」を用意してくれます。秋には黄金色に染まった田んぼが一面に広がり、実りの季節を迎えた自然栽培米の稲穂が風に揺れる光景は、羽咋ならではの風物詩。冬になると日本海は厳しい波を打ち寄せ、寒ブリや加能ガニといった海の幸が漁港を彩ります。

そんな羽咋市の魅力は「宇宙」と「自然」という一見異なるテーマが同居していることです。全国的にも珍しい宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」では非日常のワクワクを体験できる一方、千里浜なぎさドライブウェイや氣多大社では自然や歴史の持つ静けさと雄大さを感じられます。そして、その土地で育まれた食文化は、実りの秋や冬の味覚を楽しみに来る人々を魅了してやみません。羽咋は、旅人にとってまさに“季節ごとに再訪したくなる町”といっても過言ではないでしょう。

宇宙に一番近い町? ― コスモアイル羽咋

画像引用元:コスモアイル羽咋

羽咋市といえば「UFOのまち」。その象徴が、宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」です。館内にはNASAから貸与された本物の宇宙船や探査機が展示されており、子どもはもちろん大人も時間を忘れて夢中になれる空間です。科学とロマンが交差する展示の数々は、羽咋を「ちょっと不思議な観光地」として際立たせています。

日本唯一!砂浜を走る千里浜なぎさドライブウェイ

画像引用元:のと千里浜観光ガイド

羽咋市の観光で外せないのが「千里浜なぎさドライブウェイ」。波打ち際の砂浜を車で走れるのは日本で唯一ここだけ。夕暮れ時に水平線に沈む夕陽を眺めながら走るドライブは、忘れられない思い出になります。サイクリングや散策も楽しめ、四季折々に異なる表情を見せてくれる自然の舞台です。

食の宝庫 ― 自然栽培米と海の幸

画像引用元:ELEMINIST

羽咋は“自然栽培の聖地”としても注目されています。農薬や化学肥料を使わない米づくりを続ける農家が多く、「奇跡の米」と呼ばれるコシヒカリは噛むほどに甘みが広がり、羽咋を代表するブランド米です。
また、日本海に面した土地柄、冬の寒ブリや加能ガニ、春のホタルイカなど、季節ごとに旬の海の幸が揃います。地元の食堂や旅館では、新鮮な海鮮丼や郷土料理を味わうことができ、訪れる人々を舌でも魅了してくれます。

歴史と自然を感じる氣多大社

画像引用元:氣多神社公式サイト

食や観光を堪能した後は、ぜひ「氣多大社」にも足を運びたいところです。縁結びの神として知られ、県内外から多くの参拝客が訪れます。境内は森に包まれ、心が洗われるような静けさ。食と観光の合間に立ち寄ることで、羽咋のもう一つの豊かさを体感できます。

LAKUNAはくい ― 羽咋の玄関口で味わう旬と出会い

羽咋の旅でぜひ立ち寄りたいのが、2024年にオープンした「LAKUNAはくい」です。能登の玄関口として整備されたこの道の駅は、羽咋市や能登の魅力を発信する新しいランドマーク。館内には毎日変わるグルメキッチンカーをはじめ、人気たい焼き店など四季折々の“食の旬”を味わうことができます。さらに注目なのは、施設内に整備されたeスポーツ施設。観光拠点にゲームを楽しめる空間を取り入れた例は全国的にも珍しく、若い世代やファミリー層の新しい交流の場になっています。観光や食を堪能したあとに気軽に立ち寄れるため、「羽咋=食と遊びを融合した町」としての新たな魅力を感じられるでしょう。観光案内機能も充実しており、千里浜なぎさドライブウェイや氣多大社へのアクセス拠点としても便利。羽咋を訪れる人々にとって、ここから旅が始まり、ここで締めくくる――そんな存在感を放っています。

羽咋で味わう“特別な時間”

羽咋市は、宇宙に憧れる心を刺激する「非日常」と、四季折々に恵みをもたらす「日常の豊かさ」が同じ場所で出会える稀有な町です。秋には新米と共に地元の旬野菜や海鮮を味わい、冬には荒波に揉まれたブリやカニを堪能する。観光では、砂浜を走る爽快なドライブや、古からの神話に触れる神社参拝など、五感を通じて自然と歴史を楽しむことができます。

一度訪れれば、その特別な時間が旅人の記憶に深く刻まれ、次の季節には違う表情を見たいと再び足を運びたくなる――そんな不思議な力を持っているの羽咋市。宇宙と海、大地と人の暮らしが織りなす羽咋の魅力を、この秋冬の旅先として選んでみてはいかがでしょうか。きっと、心にも体にも豊かな余韻を残してくれることでしょう。

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