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旅先で味わう、ご当地かき氷5選

夏になると1度は食べたくなるかき氷。どれだけ暑くても、かき氷を食べると涼しさを感じることができますよね。このかき氷というスイーツは、地域ごとにまったく違う顔を見せるのをご存じでしょうか。氷の作り方やシロップの種類、トッピングの内容はもちろん、そこに込められた文化や物語もさまざまです。今回は、日本各地で味わえる個性豊かなご当地かき氷5選をご紹介します。旅先でその土地のかき氷に出会うと、涼しさだけでなく、地域の特徴も感じることができます。

栃木・日光|天然氷のかき氷

栃木県日光は、かき氷好きにとって“聖地”ともいえる場所です。ここには、冬の寒さを利用して氷室でじっくりと凍らせた「天然氷」が残っています。代表的なのは、蔵元「四代目徳次郎」の氷を使ったかき氷。天然氷はゆっくり凍るため、結晶が大きく密度が高いのが特徴です。その氷を特製の機械で薄く削ると、まるで雪のようにふわふわ。口に入れた瞬間にスッと消えていき、頭がキーンとしにくいのも魅力です。シロップは地元日光のいちごを使ったものが人気。鮮やかな赤色とやさしい甘酸っぱさが、ふんわりした氷と相性抜群です。写真は鬼怒川ライン下り下船場のバス待合所すぐそばの茶屋「大瀞ドライブイン」の果肉入りとちおとめ。
日光市公式観光WEBより引用

三重・伊勢|赤福氷

三重県伊勢の名物といえば「赤福餅」。赤福が、夏だけはかき氷と一緒に楽しめるということをご存じでしょうか。
それが、夏季限定の「赤福氷」です。抹茶蜜がかかった緑のかき氷をスプーンで掘り進めると、中から赤福餅とこしあんが顔を出します。冷たい氷とやわらかい餅、そして甘いあんこ。まるで宝探しをするようなワクワク感があります。伊勢神宮の参道にある赤福本店や五十鈴川店で提供されるこの赤福氷は、参拝帰りのひと休みにぴったり。
赤福公式サイトより引用

鹿児島|白熊

南国・鹿児島で生まれた名物かき氷が、「白熊」です。たっぷりの練乳をかけた氷の上に、フルーツや小豆、ゼリーなどがカラフルに盛り付けられた一杯は、まさに南国の太陽のような華やかさ。元祖といわれる「天文館むじゃき本店」では、イチゴ、みかん、パイナップルなど色とりどりのトッピングが山盛りになっています。写真を撮りたくなるビジュアルはもちろん、食べるとフルーツの酸味と練乳の甘みがバランスよく、最後まで飽きません。白熊は、戦後の喫茶文化の中で誕生したスイーツ。今では全国で“白熊風”かき氷を見かけますが、本場の迫力と味わいは別格です。鹿児島を訪れたら、一度は食べておきたい逸品です。
写真は、「天文館むじゃき本店」で一番人気の‘‘白熊’’。ノーマルの白熊の他に、チョコレート白熊、抹茶白熊、プリン白熊など様々な種類が展開されています。
天文館むじゃきの白熊公式サイトより引用

沖縄|氷ぜんざい

最後にご紹介するのは、沖縄の夏の定番おやつ「氷ぜんざい」です。名前はぜんざいですが、私たちが想像する温かいお汁粉とはまったく別物。金時豆や白玉を甘く煮て器に入れ、その上からクラッシュアイスをたっぷりかけた、沖縄ならではの冷たいぜんざいです。那覇の市場周辺や首里城の近くにある甘味処では、朝から氷ぜんざいを楽しむ地元の人も多いそう。豆のほくほくした甘みと、シャリシャリの氷が絶妙にマッチして、南国の暑さを和らげてくれます。旅行の途中に立ち寄れば、沖縄ならではのゆるやかに過ぎる時間を味わうことができそうです。
写真は、那覇の下町にある沖縄ぜんざいの老舗「千日」の沖縄ぜんざい。
たびらいより引用

かき氷はただの冷たいデザートではなく、土地の歴史や風土を映す食文化です。
旅先で食べるかき氷は、涼しさとともに地域の物語を連れてきてくれる一杯です。
次の休日や夏の旅では、ぜひその土地ならではのかき氷を探してみませんか?

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