自然豊かな旅先で出会う素敵なお土産の中にある、美味しそうな卵と牛乳。ちょっとお高いけれど気になるあのコーナーです。卵も牛乳も日常使いだし、なかなか買いにくい。普段と味の違いがあるのかも分からない。そんな経験はありませんか?
そんな方にお勧めしたいのが、手作りプリンなんです。いやもちろんそのまま食べるのが1番なんですけれど。卵かけご飯も朝食の牛乳も最高です。
でもその地域をぎゅっと詰め込んだ一流のプリンを食べてみたくはないですか?
わたしはあのコーナーで立ち止まった時の『買おう!』と思う背中を押したいのです(笑)
特に卵と牛乳を感じることができて、簡単につくれるのが、昔ながらの『固めプリン』です。
レトロ喫茶で提供される固めプリンって品がありますよね。しっかりとした食感と卵の濃厚な味わいに、ほろ苦い焦がしカラメル。あのプリンを目指しましょう!

プリンの材料はいたってシンプル
採れたての卵に、濃い牛乳。ぜひ作ってみてください♪
材料(プリンカップ 約4個分)
【カラメルソース】
グラニュー糖:大さじ4
水:大さじ1
熱湯:大さじ2
【プリン液】
牛乳:250cc
きび砂糖:30g
卵Lサイズ:3個

作り方
1. カラメルソースを作る
- 小さめの鍋にグラニュー糖と水を入れ、中火にかけます。
- 鍋を揺すりながら加熱し、全体が茶色く色づいてきます。
- 煙が少し出て、濃い茶色になったら火を止めます。
- すぐに熱湯を**(はねるので火傷に注意!)**加えます。鍋を揺すって均一に混ぜ合わせます。
- 熱いうちに、プリンカップの底に均等に流し入れ、冷蔵庫で冷やしておきます。
2. プリン液を作る
- ボウルに卵と卵黄を入れ、泡立てないように箸やホイッパーで静かに溶きほぐします。(コシを切るように)
- 鍋に牛乳とグラニュー糖を入れて中火にかけ、混ぜながら温めます。
- 鍋のふちがフツフツとしてきたら(沸騰直前で)火を止めます。
- 温めた牛乳を、卵のボウルに少しずつ加えながら、静かに混ぜ合わせます。
- バニラエッセンスを数滴加えます。
- **ここが最重要!目の細かいザルや茶こしで、プリン液を2〜3回こします。**舌触りが格段に良くなります。
3. 湯煎焼きする
- オーブンを160℃に予熱しておきます。
- 冷蔵庫で冷やしておいたカラメル入りのカップに、プリン液をそっと流し入れます。
- アルミホイルで一つずつカップに蓋をします。
- 天板にカップを並べ、カップの高さの半分くらいまでお湯を注ぎます。
- 160℃のオーブンで30〜40分ほど湯煎焼きします。
- カップを優しく揺らしてみて、中心が少しフルフルと揺れるくらいでオーブンから出します。焼きすぎは禁物です。
4. 冷やして完成!
- 粗熱が取れたら、冷蔵庫で最低でも5〜6時間、できれば一晩じっくりと冷やします。
- お皿にひっくり返せば、昔ながらの固めプリンの完成です!

プリンの沼にハマってくださった方は、試しに普段使いの卵と牛乳でも作ってみてください。その地でこだわり持っている生産者さんたちの、弛まぬ努力を感じることができるはずです。大量に売られている食材ではなく、生産者さんとの距離が近い食材に目を向けること。それは本当の美味しさに触れるきっかけでもあり、地域でがんばる生産者さんへのフィードバックでもあるはずです。