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日本でもっとも小さな自動車メーカー【富山県・富山市】

富山県富山市婦中町にある光岡自動車は、日本で10番目の乗用車メーカーとして認可された、小規模ながらも独自の存在感を放つ自動車メーカーなのですが、そんな富山を拠点とする光岡自動車の特徴や想い、成功要因が素敵で、人気車種もユニークで面白いので少しご紹介させてください。

◇ 光岡自動車の特徴

画像の車種:ヒミコ(himiko)

・手作業による高品質な製造プロセス

光岡自動車では、ボディの塗装や部品の組み立てなど、すべての工程を職人が手作業で行っています。これにより、細部にまでこだわった高品質な製品を提供しています。

・独自性の高いデザイン

クラシカルなデザインやアメリカンテイストのデザインを取り入れた車両を製造しており、他のメーカーにはない個性的な車を提供しています。

・少量生産による希少性

年間生産台数が500台程度と少量生産であるため、希少性が高く、プレミアム感を持つ製品を提供しています。

◇日本で一番小さな自動車メーカーの生存戦略

画像の車種:ロックスター(Rock Star)

・多角的な事業展開

光岡自動車は、オリジナルカーの製造・販売だけでなく、正規輸入車ディーラー事業や輸入中古車事業(BUBU事業)など、多角的な事業展開を行っています。これにより、経営の安定性を確保しています。

・ニッチ市場への特化

レトロカーや改造車など、他の大手メーカーが手を出さない領域で独自の市場を開拓し、一定の需要を確保しています。

・高価格帯の製品提供

高品質で個性的なデザインの車両を提供することで、高価格での販売を実現し、少ない販売台数でも経営を成り立たせています。

こういった特徴と戦略により、光岡自動車は他社との差別化を図り、独自の地位を築いているの本当にすごいですよね…感動

◇収益性も高い人気の車種ベスト3

画像の車種:ビュート(Viewt)

・ビュート(Viewt)

日産マーチをベースに、クラシカルなデザインを施したモデルで、光岡自動車の代表的な車種の一つです。

・ヒミコ(Himiko)

マツダ・ロードスターをベースにしたオープンカーで、クラシックなデザインとスポーティな走行性能を兼ね備えています。

・ロックスター(Rock Star)

創立50周年を記念して発売されたモデルで、アメリカンテイストのデザインが特徴です。

◇想いがあれば必ず夢に届く

画像の車種:M55

創業者の光岡進氏は、1939年に富山県で生まれました。県立富山工業高等学校を卒業後、富山日産自動車や富山日野自動車といった国産車ディーラーで新車の営業を担当された後、1968年、28歳の時に独立され、光岡自動車工業を創業されます。当初は板金塗装や修理サービスを手掛けていましたが、1970年には中古車事業にも進出、1979年にはこれらの事業を統合し、株式会社光岡自動車として全国展開を開始されました。1982年には50ccエンジン搭載の原付免許で運転可能なゼロハンカー「BUBUシャトル50」を発売し、自社オリジナルカーの製造販売をスタートさせました。その後も独創的な発想と名車のレプリカ製造という改造車事業でコアなユーザー層の獲得に成功。1996年には、日本で10番目の乗用車メーカーとして認可を受けました。

光岡氏は、中学生の頃から英国のMGに憧れを抱き、車への情熱を持ち続けていました。その情熱が独自の車作りへの原動力となり、光岡自動車の設立と成長に大きく寄与しました。「小さな工場には、夢がある」という理念は、同社の独自性と挑戦を象徴していますし、富山からでも全国どこからでも想いがあれば必ず夢に辿り着けることを証明してくれている光岡自動車は目が離せない僕の好きな会社のひとつです。

※画像引用元はすべて光岡自動車WEBサイト

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Edit by 淀瀬博行

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