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【朔日参り】月初めの運気を高める関東の神社三選

毎月新しいスタートのたびに迎えに来てくれる「1日」。僕は近くの香取神宮に毎月1日の早朝に参拝に訪れるのですが、ふとその歴史と関東内のおすすめスポットが気になってしまいました。

新しい月の始まり、皆さんはどのように迎えていますか?「今月も頑張ろう」と気持ちを新たにするものの、日々の忙しさに追われ、気づけば月末…なんてことも少なくないかもしれません。そんな目まぐるしい毎日を送るビジネスパーソンにこそ、僕がおすすめしたいのが、毎月一日に神社へ参拝する「朔日参り(ついたちまいり)」という習慣です。これは単なる願掛けではなく、心をリセットし、感謝と共に新たな一ヶ月の意図を立てる、日本の古くからの美しい精神文化。今回は、新しい月のエネルギーを最大限に引き寄せるため、関東地方でも特に力強い御神徳を持つ三つの神社を厳選してご紹介します。

感謝と再生のリズム、「朔日参り」のすゝめ

朔日参りとは、毎月一日に神社を訪れ、無事に過ごせた先月への感謝を捧げ、新しい月の平穏と目標達成を祈願する風習です。一年の計が元旦にあるように、一ヶ月の計は「朔日(ついたち)」にあります。早朝の清々しい空気の中、神域に足を踏み入れると、不思議と心が静まり、新たな活力が湧いてくるのを感じられるはずです。

よく「運気が上がる」と言われますが、それは棚から牡丹餅が落ちてくるような幸運を待つこととは少し違います。朔日参りという行為を通じて自らの心を整え、感謝の気持ちを思い出し、「今月はこれを成し遂げる」という前向きな”意図”を設定すること。その内面的な力が、結果として良い流れ、すなわち「運気」を引き寄せるのです。

そして、その意図を増幅させてくれるのが、神社の持つ聖なる力。その土地が持つエネルギー、神々の御神徳、そして人々の祈りが集積したパワースポットは、あなたの新しい一ヶ月を力強く後押ししてくれる精神的な相棒となってくれるはずです。

首都の中心で「成功」を掴み、五龍神と「調和」する

朔日参りのはじまりと意味を知っていただいたタイミングで、ここからは皆様が訪れることのできる関東圏の三つの神社のご紹介に入らせていただきます。

1. 日枝神社(東京都千代田区)— 成功への流れを掴む

画像引用:東京十社めぐりより

日本の政治経済の中枢、永田町に鎮座する日枝神社。徳川家康公が江戸城の鎮守神として篤く崇敬して以来、皇居を守る「皇城之鎮(こうじょうのちんじゅ)」として、この国の中心を見守り続けてきました。ここで祈ることは、自らの目標を国家レベルの大きな流れと結びつけるようなもの(とても壮大…!)。特に仕事での成功、商談の成立、キャリアアップを願う際には、これ以上ないほどの後押しをいただけるはずです。

注目すべきは、狛犬の代わりに鎮座する「神猿(まさる)」様。「勝る」「魔が去る」に通じるそのお名前から、勝運や厄除けの象徴とされています。社殿向かって右の父猿は「仕事運・商売繁盛」、左の子を抱く母猿は「縁結び・家内安全」と、ご利益が明確なのも特徴。自分の目的に合わせて手を合わせることで、祈りの意図をより具体的にできます。月初めには月次祭も斎行され、首都の喧騒が嘘のような静寂の中で、厳かに新しい月を始めることができます。

2. 田無神社(東京都西東京市)— 人生のバランスを整える

画像引用:田無神社公式HPより

田無神社は、古代中国の五行思想に基づき、五柱の龍神様が祀られているユニークな神社です。中央の金龍神(運気向上)を中心に、東の青龍神(発展・成長)、南の赤龍神(勝利・情熱)、西の白龍神(金運・良縁)、北の黒龍神(健康・安定)が四方を守護しています。

これはまさに「精神的なポートフォリオ・マネジメント」。新しいプロジェクトを始める月は青龍神に、人間関係を円滑にしたい月は白龍神に、といった具合に、その時々の自分の状況に合わせて必要なエネルギーを意識的にいただくことができるのです。境内を巡り五龍神すべてに参拝することで、人生のあらゆる側面でバランスの取れた幸運を得られるでしょう。また、毎月1日と15日限定で授与される特別な書体の御朱印は、参拝を続ける楽しみと励みになります。

3. 箱根神社(神奈川県足柄下郡)— 根源的な祝福を受け取る

画像引用:るるぶ&moreより

関東一円を守護する「関東総鎮守」として、比類なき格式を誇る箱根神社。鎌倉幕府を開いた源頼朝や、天下を統一した徳川家康など、日本の歴史を動かした偉大な武将たちが勝利を祈願した場所です。人生の大きな転機や決断を控えている時、揺るぎない基盤を築きたい時に訪れると、彼らが受けたであろう強力な「勝利」の御神徳にあやかれるでしょう。

御祭神である箱根大神は、開運厄除や心願成就など、人生のあらゆる局面を切り開く「運開きの神様」。さらに、芦ノ湖の守護神である九頭龍大神は、金運や縁結びに絶大なご利益があるとされ、全国から参拝者が絶えません。

そして、箱根神社の朔日参りを最も特別なものにしているのが、月次祭の後に催される「朝餉会(あさげかい)」です(4月〜11月)。ここでは、神前にお供えされたお米で炊いたお粥をいただくことができます。神様と同じものを食す「直会(なおらい)」というこの神聖な儀式を通じて、神様の力を直接体内に取り込み、一ヶ月を乗り切るための霊的なエネルギーをいただく。これほど深く、根源的な魂の再生を体験できる場所は他にありません。

あなただけの「朔日参り」をデザインしよう

ご紹介した三社は、それぞれに強力で、個性的な魅力を持っています。

  • 日枝神社:明確な目標達成、キャリアでの成功を求める月に。
  • 田無神社:仕事もプライベートも、全体の調和とバランスを整えたい月に。
  • 箱根神社:転職や起業など、人生の大きな転機を迎え、力強い後押しが欲しい月に。

大切なのは、その月の自分の状況や心の声に耳を澄まし、最もふさわしいと感じる神社を選ぶこと。朔日参りは、神様に願い事をするだけの行為ではありません。自分自身と向き合い、感謝を思い出し、新たな一ヶ月への意図を定める、積極的な自己との対話です。

ぜひ、次の朔日には少しだけ早起きして、清々しい神社の空気に触れてみてください。きっと、これまでとは違う、力強く、穏やかな一ヶ月の始まりを迎えられるはずです。

僕も来月はいつもとは違う神社に「朔日参り」しに行きたいと思います…。


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Edit by 長嶺将也

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