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行く価値あり!亀有の高架下に誕生したSKWAT KAMEARI ART CENTRE

東京、亀有に2024年11月に新たにオープンした「SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)」。ここはJR常磐線の亀有駅と綾瀬駅の間にある高架下施設「ぽちかめ」にオープンした、新しい芸術文化センターです。元々は2023年7月に南青山で営業を終了したSKWATでしたが、そのSKWATがSKACという新たな施設として移転&再生したのです。

SKWATとは?

SKWATは、建築家の中村圭佑が主宰する設計事務所「DAIKEI MILLS/ダイケイミルズ」が、都内で空いている空間を期間限定で合法的に占拠し、その場で様々なコンテンツを企画し発信していく活動の総称です。語源となった“SQUAT”は、“占拠する”の意味を指します。SKWATは空き家や空きビルを無断で「SQUAT=占拠する」という言葉から派生した造語なんです。

SKACはどんな場所?

ここは主に、以下に記載させていただくショップとカフェ、フリースペース、建築事務所のオフィスで構成された施設です。

VDS(Vinyl Delivery Service)

ロンドンにも店舗があるレコード専門店。国内外から集められたレコードは年代物や「これは誰が聴くんだろうか…?」というマニアックな物も多く、レコード好きにはたまらない空間になっているのではないでしょうか。ディスプレイ方法も素敵で目を奪われてしまいます。

twelvebooks

アートブック専門のディストリビューター。海外出版社の国内総合代理店として書籍の流通やプロモーションを行いながら、「アートブックの一般化」を掲げ、「TOKYO ART BOOK FAIR」の運営などアートブックにまつわる様々なプロジェクトを手掛けており、ここでは実際に気に入ったアートブックがあれば購入することも可能です。本当に沢山のアートブックがあり、「あ、素敵な装丁だな」と思って手を伸ばしてみると思わず読み込んでしまったり、「なんだこの衝撃的な色使いのアートブックは…」などいろんな本に興味を持たずにはいられない空間でした。新しいアーティストさんを知るきっかけにもなり刺激的な時間を過ごすことができます。

「tawks」/「Park」

「tawks」は、フリースペース「Park」と併設されているカフェ。店名の由来は“話す”を意味するTALKSから来ているそう。イギリス・ロンドンの人気カフェ・ベーカリー「 JOLENE aka BIG JO」でバリスタとして働いていた清水翔太さんが手がけています。カフェがあることで「Park」に人が滞留し、無機質ではありながらも活気のある空間になっていました。

DAIKEI MILLESのオフィス

中村圭佑率いる設計事務所。一般の人が出入りできる場所ではありませんでしたが、洗練された雰囲気のあるオフィスを窓越しに見ることが出来ます!中村圭佑さんは「CIBONE」や「NOT A HOTEL CLUB HOUSE ASAKUSA」も手がけており、この業界では名を馳せている建築家なのです。

DAIKEI MILLES Instagramより引用

ちなみに「ぽちかめ」とは常磐線 亀有駅~綾瀬駅間の高架下空間約800mを利用した施設で、店舗や休憩スペース、南北を結ぶ抜け道を備えている場所です。「ぽちかめ」は株式会社ジェイアール東日本都市開発が手がける高架下の再開発プロジェクトで、このエリアに新しいにぎわいを創出することを目指して行われているようです。株式会社ジェイアール東日本都市開発と、空き家などの空きスペースを活用&占拠しコンテンツを作り、街を活性化させていく「SKWAT」というプロジェクトがコラボした、刺激的でありながらも地域に根ざして問題解決をしていく魅力的な活動だなと感じました。

ちなみに「SKAC」から徒歩2分のところに大人気餃子店「ホワイト餃子 亀有店」があるので、是非セットで訪れてみてください!

【施設概要】
・施設名  :SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)
・住 所  :東京都葛飾区西亀有3丁目26-4
・営業時間 :11:00~19:00
・定休日  :月曜・火曜
 ※SKAC内は各施設により営業時間/定休日が一部異なります
・駐車場 / 駐輪場  :有

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